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封印作品の謎/蘇る封印映像

 もう先月のことですが、現在ヒット中のジブり最新作「風立ちぬ」を観て来ました。

 宮崎作品を劇場で観るのは、約30年前の「風の谷のナウシカ」以来です。もともと映画館通いが遠のいていたこともありますが、自分は特別の宮崎ファンという訳でもないようです。とはいってもビデオやLD、DVDでは、機会があれば購入したり、レンタルしてたりですから別に嫌いなわけでもないです。
 作品としての感想は観た直後から本日に至るまで、〇×△で評価できていません。
観に劇場まで行ったのですから、期待していたのでしょうが、想像していた以上にこじんまりとまとまっちゃったなあ・・・公開直前のテレビで放送された製作裏話的な番組で予備知識を詰めすぎちゃったかな・・・なんて後悔もしています。庵野氏の声優としては、最初はそれほど違和感を感じてなかったのですが、徐々に違う声優だったらなんて思っちゃったりしました。
 それと現在になって話題になっている主人公を含めた登場人物の喫煙シーンについての論議も、当時の時代を考えればごく自然の日常描写なのかなと思います。確かに場面によってはここで吸わなくてもなんて思ったことも事実ですが・・・

 さて本題です。春頃から何がきっかけか忘れましたが、映像や出版物で探しても手に入らない作品が多くある現実を知りました。子供の頃に確かに見た記憶があるのだけど、再放送や
再版もパッケージ化もされない闇に葬られた作品があることを・・・
 そんな中、興味深い本が2冊購入することができましたので、今回はこの本について少々。
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 まずは安藤健二氏著の『封印作品の謎』です。作品的には10程度前に出された本ですが、安藤氏が根気良く情報収集を行い、実際に作品に関わる人達から取材した内容が該当作品毎にまとめられています。
 封印された作品については、登場人物の描写や差別、時代背景や社会的影響など様々な要因がありますが、影響度が高い子供向け作品に多く見受けられるように思います。

 そういった代表格がこの作品です。『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」(1968)です。ウルトラ・シリーズはリアルタイムで見ていた世代ですが、特にウルトラセブンは子供向けだけではなく、大人も考えさせられる話も多く、評価の高いシリーズですが、私自身にこの作品の記憶が全くありませんでした。監督と脚本はお馴染みの実相寺、佐々木のコンビです。
 初映当時は小学生低学年ですから、怪獣や宇宙人の名前から覚えていたと思うのですが、この回に登場するスペル星人の名前も姿もこの本の中で初めて見ました。この中で問題とされているのが「被爆者者を連想させる」幾つかの設定だとのこと。ひとつには「事件の被害者が原爆症と同様な白血病症状」や「スペル星人の姿がケロイド状に見えること(ほとんど姿をみせないのですが)」あとからの理由付けのように思いますが・・・実際に放映された時点では全く批判もなかったとのことです。
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 しかし放映から2年後、ある学年誌に付いていた付録の「かいじゅうカード」が波紋を呼ぶことになります。そこのカードにはスペル星人の写真とともに裏面には《ひばくせい人》と表記され、これを見た購入者の親が抗議文を出したのがきっかけとなります。その後大きくマスコミで取り上げ、製作した円谷プロでは「けっして被爆者を怪獣扱いした訳ではないが、不快感や誤解を与えたことにお詫びします。」と回答文を出し、以降は欠番として取り扱いを自粛することとなります。
 その後現在に至るまで、この作品がオフィシャルで陽の目をみることがなくなるのですが、
インターネット時代の現在は、意外とあっさりと映像を探して見ることができました。
 作品の内容としては、原水爆や被爆といったワードも出てこないし、そこを強調したり、揶揄したりではないので問題ないのではと思いますが、至ってストーリーは明快で侵略者を撃つといういつものパターンなんですが・・・やはりかいじゅうカードなんでしょうね。問題は。

 後日談としては、「蘇る封印映像」天野ミチヒロ著に載っていましたが、当時抗議した親(ジャーナリスト)と佐々木氏の対談でお互いが歩み寄り、復活に向けた意見交換もあったそうですが、未だ解禁にはなっていません。

 本文中には他にも、怪奇大作戦の第24話「狂鬼人間」、出版物としてはブラック・ジャックの第41話「植物人間」第58話「快楽の座」からなどの作品が何故、封印されたのかをルポを含めて詳しく書かれています。(安藤健二氏著の『封印作品の謎』大和書房)

 こうした作品全てが否定されるべき内容なのかどうかは、時代背景やマス・メディアの捉え方などを含めて、再度この時代に検証する必要があると思います。作者の意図することや何を訴えたかったのか、既に製作者は他界してしまっている方も多く、そうした論議をしないとこのまま、みんなからの記憶から消えていってしまうのでしょう。 他力本願で申し訳ありませんが、版権をお持ちのメーカーさんをはじめ、関係者の方々の再考を是非お願いします。

 本日は、違ったジャンルで書かせて頂きました。それではまた・・・・
by nakaji411311 | 2013-08-18 14:48 | 書籍

マリアンヌ・フェイスフル 『マリアンヌ・フェイスフル モノ&ステレオ』

 マリアンヌ・フェイスフル 『マリアンヌ・フェイスフル モノ&ステレオ』です。
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前回、ユニバーサルさんからデッカ・イヤーズボックスとして発売されましたが、買い逃した自分にとっては嬉しい再発です。

 アルバムとしては、1965年に発売された作品ですが、『カム・マイ・ウェイ』も同時発売ということで、新人のアルバムを2枚一緒に発売とは、レコード会社も相当な力をいれて売り出そうとしていたのですね。
 アルバムの説明も必要がないほどストーンズとの関係は知られていると思いますが、この作品ではジャガー/リチャーズやビートルズの作品を含めたヒット曲などのポップ・アルバムとなっています。特に今回の再発盤はモノ&ステレオ+ボーナス5曲の全31曲を収録しており、完全なるモノ・ヴァージョンは今回が初めてのCD化だそうです。
 
 私自身はシンガーとしてのマリアンヌ・フェイスフルを知ったのはずーっとずーっと後のことです。
 まずは、映画「あの胸にもういちど」(1968年)でのアラン・ドロンとの共演で見たのが最初だったと思います。 映画といっても1974年日本テレビ放送の水曜ロードショーでした。故水野晴郎氏解説のあれですね。
 映画の内容はあまり覚えていませんが、当時はアラン・ドロンの人気が凄かったので、興味本位で見つつ、(素肌に黒いジャンプスーツでバイクに乗る姿はあの「ルパン三世」の峰不二子の原点とも言われていますが)映画の中での彼女の魅力は十分に伝わってきました。
 この映画出演前後から70年代半ばまでスキャンダルまみれでしたが、76年復帰後にはアルバムを発表するなど音楽活動は継続していました。この頃(デビュー時)との声の変わり様に驚いた覚えがあります。
 2011年には19作目の新作や2012年フリートウッド・マックのトリピュートアルバムにも参加しているとのことですが、また是非来日してライヴを行なうことも期待します。
 ・・・ストーンズもね。


マリアンヌ・フェイスフル 『マリアンヌ・フェイスフル モノ&ステレオ』

01. カム・アンド・ステイ・ウィズ・ミー (モノ・アルバム)
02. 恋する時は (モノ・アルバム)
03. タイム・テイクス・タイム (モノ・アルバム)
04. ヒー・ウィル・カム・バック・トゥ・ミー (モノ・アルバム)
05. ダウン・タウン (モノ・アルバム)
06. プレジール・ダムール (モノ・アルバム)
07. ハートがドキドキ (モノ・アルバム)
08. 涙あふれて (モノ・アルバム)
09. パリス・ベルズ (モノ・アルバム)
10. ゼイ・ネヴァー・ウィル・リーヴ・ユー (モノ・アルバム)
11. ホワット・ハヴ・ゼイ・ダン・トゥ・ザ・レイン (モノ・アルバム)
12. イン・マイ・タイム・オブ・ソロウ (モノ・アルバム)
13. 悪いことした? (モノ・アルバム)
14. アイム・ア・ルーザー (モノ・アルバム)
15. カム・アンド・ステイ・ウィズ・ミー
16. 恋する時は
17. タイム・テイクス・タイム
18. ヒー・ウィル・カム・バック・トゥ・ミー
19. ダウン・タウン
20. プレジール・ダムール
21. ハートがドキドキ
22. パリス・ベルズ
23. ゼイ・ネヴァー・ウィル・リーヴ・ユー
24. ホワット・ハヴ・ゼイ・ダン・トゥ・ザ・レイン
25. イン・マイ・タイム・オブ・ソロウ
26. アイム・ア・ルーザー
27. 朝日のように (モノ) (ボーナス・トラック)
28. 一人になりたい (モノ) (ボーナス・トラック)
29. 一番大切なこと (モノ) (ボーナス・トラック)
30. ホワット・ナウ・マイ・ラヴ (モノ) (ボーナス・トラック)
31. シャ・ラ・ラ (モノ) (ボーナス・トラック)


 
by nakaji411311 | 2013-08-18 11:16 | 新品CD

ステイタス・クォー 『ブギに憑かれたロックン・ローラー』

 残暑?お見舞い申し上げます。

 暑い!!とっても暑い! 外にでるのがいやで引きこもっています。
ユニオンさんのお盆セールのメールも見ていますが、とにかく家から出たくない。

 家ではテレビを独占して、高校野球を見たり、スカパーで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3作を見たり、僅かなお盆休日を過ごしています。
そして、購入しても聞いてないCDの整理をしつつ、ひっぱりだしてきたのがこれ。
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 イギリスのブギ・バンド「ステイタス・クォー」の7枚目の作品。『ブギに憑かれたロックン・ローラー』です。こちらも70年代全盛期だったバンドのアルバムです。

 1962年に前身のバンド(スペクターズ)を含めて現在も現役で活動しており、結成から50年となった昨年がアニヴァーサリー年ということで、本国ではリユニオン・ツアーを昨年から行なっているそうです。
 1975~76年には来日公演も行い、評判はよかったようでライヴ・アルバムの発売もありましたが、日本での知名度は最も売れていた70年代から低く、現在も情報は乏しく大きな話題にもなりませんでした。
 私自身も、前回記事にした「B.T.O」同様にリアル・タイムでアルバムを聞いたことがなく、ほぼ40年を経てこのアルバムを聞きましたが、”暑い”いや熱いハード・ブギに参りました。また全編ブギ一色かなと思いつつ、ブリティシュ・トラッドの影響を受けたバラードありと、こちらも70年代らしい、ストレートな英国ロックを聴かせていただきました。

 フランシス・ロッシとリック・パーフィットの歯切れの良いギターが心地よく、思わず身体でリズムを取ってしまいます。高校野球ではないですが、直球1本で三振させられた感覚ですね。(表現が下手ですみません。)
 今作はヴァーティゴ・レーベル移籍後の3作目で1974年の作品ですが、ヴァーティゴ5作品が2013年リマスタで今回のSHM紙ジャケで発売となっています。
 金銭的余裕ができれば、8枚目の「オン・ザ・レベル」(75年)9枚目の「ブルー・フォー・ユー」(76年)も欲しいですね。そのくらい気に入りました。

 話は飛びますが、夏はあまりイベントとかには参加したくないのですが、8月20日にどうしても行かなくてはいけない催しがありまして・・・音楽的なものではないのですが、記事にできればします。
 寝苦しい夜が続きますが、ご自愛を・・・・


ステイタス・クォー 『ブギに憑かれたロックン・ローラー』

01. バックウォーター
02. ジャスト・テイク・ミー
03. ブレイク・ザ・ルールズ
04. ドリフティング・アウェイ
05. ドント・シンク・イット・マターズ
06. ファイン・ファイン・ファイン
07. ロンリー・マン
08. スロウ・トレイン
09. ロンリー・ナイト ※ボーナス・トラック
by nakaji411311 | 2013-08-15 17:07 | 新品CD

B.T.O 『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』

 そうそう70年代のロックってこんな感じだったなーって。

 カナダのハード・ロック・バンド《B.T.O》バックマン・ターナー・オーヴァードライブの3作目『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』です。
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 当時の中・高生では、アルバム購入の範囲はかなり限られており、このあたりまで押さえるほど裕福な家庭ではなく、興味がありつつ音盤に遭遇することはありませんでした。
 仲間内でも話題になることもなく、当時の「M・L」や「音楽専科」などの雑誌に載っているライヴ・レポートやリリースされるアルバム評などで「音を想像」?していたような・・・
 
 しかし高校1年生頃だったと思いますが、町のレコード店でフィルム・コンサート(プロモーション・ビデオ)なるイベントが開催されました。海外ミュージシャンの映像なんてテレビの限られた番組(ヤング・ミュージックショー、リヴ・ヤング、銀座NOWの木曜日、ソウル・トレイン、神奈川テレビの海賊船P等)でしか見られなかったので、楽しみにして参加した記憶があります。
 数多くのミュージシャンのフィルムの中で覚えているのが、ツェッペリンの「コミュニケーション・ブレイクダウン」とウィングス加入前のジミー・マッカロウとステイタス・クォーとこのバックマン・ターナー・オーヴァードライブの「ハイウェイをぶっ飛ばせ」でした。

 ランディ・バックマンとフレッド・ターナーの見た目と同様な豪快なヴォーカル・スタイルが印象に残っていたのですが、アルバムを通して聞いたのは、今回が初めてでした。
 (確かに当時のメンバーが「全員元木こり」なんて噂の記事を読んだ覚えもあります。)

アルバムの中では①の「ノット・フラジャイル」がイエスの「こわれもの(フラジャイル)」の返答曲とは初めて知りましたが、リフが印象的な耳に残るナンバーです。
 他にも骨太なロックン・ロール③や⑥など聞いていると、40年近く前に想像していた音とほぼ同じで、懐かしさがフラッシュ・バックしてきます。

 B.T.Oは、次回作『四輪駆動』(75年)を発表後、翌76年に来日して武道館公演を行ないますが、77年にランディが脱退してしまい79年に解散してしまいます。その後は80年代後半に復活しますが、大きな話題にもならなかったようです。

 70年代、まだまだバンド名は知っていても、音を知らないアルバムが多くあるので、マイペースで発掘していければと・・・

B.T.O 『驚異のロックン・ロール・マシーン ノット・フラジャイル』

01. ノット・フラジャイル
02. ロック・イズ・マイ・ライフ
03. ハイウェーをぶっとばせ!
04. 恋のめまい
05. フリー・ウィーリン
06. スレッジハンマー
07. ブルー・モーニン
08. セコンド・ハンド
09. ギブン・イット・オール・アウェイ
by nakaji411311 | 2013-08-12 23:35 | 新品CD

エルヴィン・ビショップ  『レット・イット・フロー』

 暑中お見舞い申し上げます!
 休日といっても外出する気にもなれない!ブログに暑いと書いても、ご覧頂いている皆様の不快指数が上昇するだけで、涼しくなるわけでもないですね。
 そこで”やはり夏にはサザン”・・・・ということで
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 70年代サザン・ロックから1枚、エルヴィン・ビショップの『レット・イット・フロー』がSHM紙ジャケで発売となり、この作品を含め数枚を購入しました。
 
 自分的には、前にもご紹介したロイ・ブキャナンと同様に国内CD化を望んでいたギタリストの作品であり、待望の再発でした。
 ポール・バターフィールド・ブルース・バンドを経て、自身のバンド《エルヴィン・ビショップ・グループ》を結成。アル・クーパーとの「ライヴ・アドベンチャー」も印象的でしたが、この4作目でキャプリコーン・レーベル移籍1枚目の『レット・イット・フロー』も彼の作品の中で好きな1枚です。
 ゲストにディッキー・ベッツやチャーリー・ダニエルズ、スライ・ストーンが参加していますが、以前からオールマン・ブラザーズ・バンドのオープニング・アクトを務めたり、ゲスト出演(フィルモア・コンサーツ”ドランクン・ハーテッド・ボーイ”)もしており、太い繋がりがあったようです。
 アルバムに収録されている曲もカントリー・スタイルの曲が多く、南部~スワンプ~レイド・バックといったキーワードがしっくりくる内容となっています。シンガーとしても1級品ですが、そこはギタリストのアルバムですから聞かせどころのギターはしっかりと聞かせてくれます。特に⑤のディッキーとの競演などオールマンズのようです。
 なんでもデュエイン・オールマンの生前にはエルヴィンとのアコースティック・アルバムを作ろうとしていたという話もあったようで、今思えば残念なことです。

 2000年にプライヴェートでは悲劇的な事件がありましたが、日本にも造詣が深く日本書や日本語も流暢であり 70歳を越えた現在でも現役でプレイしているとのことです。
2012年のフジ・ロックに来日して元気な姿を見せてくれました。 
 このアルバムのジャケットのように、いつ聞いてもリラックスでき、夏の涼風を思わせるアルバム。本当に素晴らしいです。

エルヴィン・ビショップ  『レット・イット・フロー』

01. サンシャイン・スペシャル
02. グラウンド・ホッグ
03. ハニ-・ベイブ
04. スティーリン・ウォーターメロン
05. トラヴェリン・シューズ
06. レット・イット・フロー
07. ヘイ・グッド・ルッキン
08. フィッシン
09. キャント・ゴー・バック
10. アイ・キャント・ホールド・マイセルフ
11. バーボン・ストリート
by nakaji411311 | 2013-08-11 09:00 | 新品CD

リッチー・ブラックモアズ・レインボー 『ブラック・マスカレード~ロックパラスト1995』

 現在、8月10日の午前1時30分ですが、スカパーで放送しています70年代のアメリカ映画「ウォリアーズ」を観ながらこれを書いています。ニューヨークの若者のグループ抗争を描いた作品ですが、これが以外と面白い。話は《ウォリアーズ》という若者グループがひょんなことから、他のグループのシマに入ってしまい、地元のグループに追い掛け回され、なんとか自分のシマまで逃げ帰るまでの逃走?を描いたシンプルなストーリーですが、ファッションやラジオDJの実況など、なんとも70年代のB級的な匂いがする感じがいいんです。
 後の「ストリート・オブ・ファイヤー」なんかに繋がっていくんですかね。
 こういった映画はタイミングが合わないと観る機会がないので深夜にチェックしています。

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 さてさて、本日の購入作品は、リッチー・ブラックモアズ・レインボーの『ブラック・マスカレード~ロックパラスト1995』DVD作品です。
 
 いつものように記事の内容は膝元ぐらいの浅さなので、期待しないで下さい。
これは、1995年10月にドイツのTVショウ「ロックパラスト」の収録に合わせた、当時では再結成、そして現在では最後のリッチーのハード・ロックバンド《リッチー・ブラックモアズ・レインボー》のライヴ全17曲です。
 1984年に再結成したディープ・パープルが何回かのメンバー・チェンジを行い数枚のアルバムを発表するも、リッチーとイアン・ギランの確執から1993年にリッチーが脱退。(日本公演がジョー・サトリアーノに変更)を経て、リッチーのソロ製作が発展して上記バンドが再結成となりましたが、ここに当時の黄金期メンバーのロニーもいなければ、ジョー・リン・ターナーもグラハムもロジャーもコージーもいません。このツアーでヴォーカルをとったのは、ドゥギー・ホワイト。後にイングヴェイ・マルムスティーンやマイケル・シェンカー、タンクなど、さまざまなトップ・アーティストと行動を共にすることになります。
 ドゥギー以外でも、各々がレインボーの楽曲を見事に自分のものとして演奏しており、正直メンバーの知名度は低いかも知れませんが、期待値を大きく上回るライヴとなっています。
 そしてリッチー御大も派手なステージ・アクションはありませんが、流れるような指の運びとトリッキーなフレーズは円熟の極みのようなプレイの連続です。(機嫌もよさそう!!)
 TVカメラのアングルなので色々な角度からの映像は少ないですが、中規模なホールでのライヴなので観衆の盛り上がり方も伝わってきます。
 演奏された曲もパープルやレインボーの定番曲や各パートのソロなど見所がたくさんあります。私のようにロニー時のライヴしか経験がない自分でも、「これもレインボー」だと納得の内容です。
 この後、同じメンバーでツアーを続けていたようですが、ギャラの問題で活動休止。1998年には再度、リッチー、ロニー、コージーでのレインボー再開が予定されていたとのことですが、残念ながらコージーの他界で中止。リッチーは《ブラックモアズ・ナイト》での活動となっていくんですね。

リッチー・ブラックモアズ・レインボー 『ブラック・マスカレード~ロックパラスト1995』

01. 威風堂々〜虹の彼方に(オープニング)~ スポットライト・キッド
02. トゥー・レイト・フォー・ティアーズ
03. ロング・リヴ・ロックンロール~ブラック・ナイト~ロング・リヴ・ロックンロール 04. ハンティング・ヒューマンズ(インセイシャブル)
05. ウルフ・トゥ・ザ・ムーン~治療不可
06. キーボード・ソロ
07. スティル・アイム・サッド~ドラム・ソロ
08. 銀嶺の覇者
09. 王様の神殿
10. ブラック・マスカレード
11. エリエール
12. シンス・ユー・ビーン・ゴーン
13. パーフェクト・ストレンジャーズ
14. グリーンスリーヴス
15. ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング
16. 紫の炎
17. スモーク・オン・ザ・ウォーター
 
 
by nakaji411311 | 2013-08-10 03:25 | DVD&ブルーレイ

オールマン・ブラザーズ・バンド 『ブラザーズ&シスターズ』<スーパー・デラックス・エディション>

 すっかり更新ペースが落ち、夏バテ気味になっている自分ですが、性懲りも無く音盤収集は盛んです。・・・正直、買っても全ては聞いてません。追いつきません。しかし、死ぬまでには全て聞きます。   でも時々思うのですが、このCDやらレコードやら、自分がいなくなったら家族にとっては、ただのゴミの山なんでしょう。近くのブック・オフにでも持っていかれ1枚50円くらいで買い取られるのでしょうか。まあ遺言に買取先でも指定しておきましょうか。戯言はこれぐらいで.....

 7月末にも、紙ジャケで発売された《マリアンヌ・フェイスフル》《エルヴィン・ビショップ》《ステイタス・クォー》《B.T.O》を購入。そんな中でも、春先にデュエイン・オールマンのボックスを購入した頃から、楽しみにしていたのが今回購入したオールマン・ブラザーズ・バンドの『ブラザーズ&シスターズ』<スーパー・デラックス・エディション>でした。
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 デュエイン亡き後、後釜はギタリストではなくキーボード奏者のチャック・リーヴェルが加入して作り上げたアルバムです。以前のブルース・ロックよりディッキー・ベッツ寄りのカントリー色が強くなったことで、ヒット・チャートに入る「ランブリン・マン」など今までと違ったファン層を広げることとなりました。
 このアルバムについて多くを書くつもりはありませんが、今回の再発の目玉はなんといってもDISC 3と4の「ライヴ・アット・ウィンターランド」1973年9月26日の公演を収録した17曲でしょう。あの伝説のワトキンス・グレンでのライヴから僅か2ヵ月後の演奏なので充分当時の音を体験できます。「ブラザー&~」の曲が多くを占めますが、以前のライヴの定番曲も、当時の布陣でプレイしていますので、聞き比べてみると当時の演奏力が判ると思います。
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 あとパッケージなんですが、4枚組なんですが、見開き5面に解説とCDが挟み込まれていますが、取出しがなかなか困難です。ジャケを破らないよう気を付けた方がよろしいかと・・・

 ワトキンス・グレンといえば以前に《ザ・バンド》としてCDが発売されましたが、実は違う音源だったなんてこともありましたね。ザ・バンドについては「ロック・オブ・エイジス」のデラックス盤も発売されるようですが、まだまだ発掘音源でてきそうですね。


ディスク 1
01. むなしい言葉
02. ランブリン・マン
03. カム・アンド・ゴー・ブルース
04. ジェリー・ジェリー
05. サウスバウンド
06. ジェシカ
07. ポニー・ボーイ


ディスク 2
01. Wasted Words
02. Trouble No More
03. Southbound
04. One Way Out
05. I'm Gonna Move To The Outskirts Of Town
06. Done Somebody Wrong
07. Double Cross
08. Early Morning Blues
09. A Minor Jam


ディスク 3
01. Introduction by Bill Graham
02. Wasted Words
03. Done Somebody Wrong
04. One Way Out
05. Stormy Monday
06. Midnight Rider
07. Ramblin' Man
08. In Memory Of Elizabeth Reed
09. Satesboro Blues
10. Come And Go Blues


ディスク 4
01. Southbound
02. Jessica
03. You Don't Love Me / Amazing Grace
04. Les Brers In A Minor
05. Blue Sky
06. Trouble No More
07. Whipping Post
by nakaji411311 | 2013-08-03 02:46 | 新品CD