トミー・ボーリン 『炎の旋風』

 気に入ったミュージシャンは可能な限り、追いかけていく。(正規盤の中で・・・でも手に入ればブートも)という曖昧なスタンスです。 ということで、6月の下旬に購入したものの未開封の状態だったCDを聞いてみました。それがこちら
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 トミー・ボーリンが、生前に遺したレアな音源をまとめた『炎の旋風 WHIRLWIND』です。
1976年に25歳という若さでこの世を去ったトミーですが、ビリー・コブハムの「スペクトラム」やジェイムズ・ギャングの「マイアミ」、ソロとしての2作品を聞けば、ギタリストとしての実力や曲作りのセンスに非凡さを感じます。
 最近になって再評価のきざしもあるようですが、生前から死後を通して、最も過少評価を受けているギタリストの一人だと私も思います。 特に日本では、ディープ・パープルの人気とリッチー・ブラックモア先生を崇拝するギター小僧が多いこと、唯一の日本公演があの状態だった為、全ての評価がそこに集中してしまったのがとにかく残念です。
 確かにあのライヴのギター・ソロにはのけぞっちゃいましたが・・・でも「カム・テイスト・ザ・バンド」の出来はいいと思いますし、パープル参加が失敗だったとも思っていません。
 特にソロ1作目の「ティーザー」は大好きなアルバムです。 
 さて本作の内容ですが、72年の自身のバンド、エナジーからの未発表曲から76年のパープル解散後に渡っての収録時期からのデモや、中には音質の良くないものも含まれていますが、幻のソロ3作目として、エナジーのメンバーと再度収録された曲もあるようです。
 あくまでもコアな音源集と捉えたほうが正しいでしょう。海外ではアーカイヴなアルバムや「ティーザー」のデラックス盤も出ているようですが、このアルバムでの初出は18曲中7曲だけです。
 しかしデモの中でも完成度が高い曲が多く、1-⑨「ゴッタ・ダンス」はパープルのアウト・テイクスのもよう。26分におよぶ2-⑤「マーチング・バッグ」はソロ1作目のジャム風別テイクでトミーのギターとメンバーの絡みが出色。1-⑦の「ダンジョン」のギター・ソロは特に強烈なフレーズが印象的です。
 まあ寄せ集めといってしまえばそれまでですが、こうして日本で正規盤がでることが、なにより嬉しい。

トミー・ボーリン 炎の旋風

ディスク:1

1. キューカンバー・ジャム
2. ハートライト
3. ホカ・ハイ
4. ドント・ウォーリー・ボート・キャッシュ (アコースティック・ヴァージョン)
5. サンフランシスコ・リヴァー
6. ロック・ア・バイ
7. ダンジョン
8. アレクシス
9. ゴッタ・ダンス (テイク2)
10. スパニッシュ・ラヴァー (インストゥルメンタル・ヴァージョン)

ディスク:2

1. レッド・スカイズ (インストゥルメンタル・ヴァージョン)
2. ウェイ・イッツ・オールウェイズ・ビーン
3. スリープ・ウォーカー (インストゥルメンタル・ヴァージョン)
4. リーヴ・アザー・ピープル・アローン
5. マーチング・バッグ (オリジナル・ヴァージョン)
6. ワイルド・ドッグス (アコースティック・ヴァージョン)
7. フロム・アナザー・タイム
by nakaji411311 | 2014-08-23 22:43 | 新品CD
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