アナログ盤をターン・テーブルに乗せて、じっくり耳を傾けるなんてことは、休日以外では無かったことと思いますが、ツェッペリンのLP盤を購入してからは帰宅後、日替わりで『Ⅰ~Ⅲ』を繰り返し聞いています。
![]() 最初にお断りしておきますが、私自身がレアなオリジナル盤を所有しているわけでもなく、比較検証など全く論じられないので悪しからず・・・あくまでも自身のファースト・コンタクトから数十年聞き続けて、受けた各アルバムとの印象との対比でしかありませんので・・・あいも変わらずの薄っぺらい感想です。ごめんなさいです。 最初にツェッペリンを聞いたのが、2度目の来日の少し前。 ZEP好きの友人に誘われて公演に行くことになったにも関わらず、音楽的食指がなぜか沸かず(前にも書きましたが、その時期はプログレに興味が向いていたせい)、友人から借りたレコードを流し聞いていたなんていう状況でした。(今、考えたら本当にもったいない。) そんな中でアルバムを聴いていたので、自分にとってのインパクトは「クリムゾンの宮殿」や「イエスのⅢ」「EL&Pのタルカス」ほどではなく、友人から説かれた「ツェッペリンの凄さ」がさほど解らないという中学生でした。 いまでこそ、割と自由になる小遣いもあるので、多岐にわたる音盤購入に多くを使ってしまっていますが、その時分はその時に聞いてるミュージシャンが一番好なわけで、自分にとってはロバート・プラントよりグレッグ・レイク、ジミー・ペイジより、スティーブ・ハウ、又はキース・エマーソン、ジョン・ボーナムよりカール・パーマーがアイドルでした。 そしてコンサートでZEPを初体験した約2年後?になぜか、自分の好みで波長が合ったアルバムが発表されました。それが「フィジカル・グラフティ」でした。2枚組でどこか寄せ集め的なアルバムでしたが、聞けば聞くほど新しい発見がある作品だと感じました。ここで遅ればせながら、マイ・ブームとしてツェッペリンを後追いで聞き始めることになります。 ここから積極的にアルバムを購入しますが、特に比較する音盤も多くないので録音状態とか、音のバランスなどを比較すると、明らかに今回のSDE盤はベース&ドラムスの音がくっきり、はっきり聞き取れます。特にⅡにおいてはジョン・ポール・ジョ-ンズのベース・ラインは音の刻み方や低音の輪郭が初めて聞き取れたと感じました。特に同じDE盤CDよりも、アナログ盤でリマスターの効果が表れているように思います。 ![]() また、Ⅲにおいては「移民の歌」や「祭典に日」はともかく、アルバムの中心を占める多くのアコースティックな曲調に合わせて、アコ・ギター音の生々しさを感じると同時に、きめ細かな曲構成や各パートとの音バランスの良さを改めて考えながら、今まで以上「アナログ・レコード」の持つ時を超えた臨場感を体感できたような気がします。(というか今まではここまで、一音一音聞きこんでいなかったのかも) これならこの後のリマスターも、ものすごく楽しみにできますね。「フィジカル・グラフティ」は年末でしょうかね。 ZEPのアルバムってどれが最高なのかって個人で大きく差があるとおもいませんか。本当に人それぞれですよね。約40年前、ZEP好きの友人は「聖なる館」がリリースされた時に「ZEPは死んだ」と言ったまま、ツェッペリンを聞かなくなりました。・・・・・・いや死んではいません。まだまだこんなに楽しめるのですから・・・
by nakaji411311
| 2014-08-23 13:30
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