フューズ・ワン 『フューズ』

 年末購入CDが続いておりますが、前々から機会があれば欲しいと思っていた音盤がこちら
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 フューズ・ワンの『フューズ』(1980年)でした。CTIの名作40タイトルの中の1タイトルです。Blu-specCDで価格1,000円のお買い得盤ですね。

 以前の記事で「ウィル・リー」のソロ作品をご紹介した時に、フューズ・ワンのコンサートについて書かせていただきましたが、このCTIレコードのジャズ/フュージョン、ミュージシャンの中で選ばれたメンバーで作られた本作がこのプロジェクトのはじまりなんですよね。・・・というか当時のCM曲で1曲目の"グランプリ”を聞いたのが最初でした。
 この頃は意外なミュージシャンがCMなどで曲を提供したり、本人が演奏しているなんて多かったように思います。実は当時は所持していて、現在不明になっているEP盤で、井上忠夫作曲、ニューヨーカーズ(歌ウイル・リー)の「愛のサスペンス」なる名曲があります、パイオニアのカロッツエリアのCM曲で覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、AORっぽいメロディが大好きな曲でした。現在、中古盤めぐりでは一番、気になっている一品です。

 話を戻しますが、フューズ・ワンはレコーディング・メンバーとしては、スタンリー・クラーク、ラリー・コリエル、ジョン・マクラフリン、ロニー・フォスター、レニー・ホワイト、ジョー・ファレル、トニー・ウィリアムズ、レオン・チャンクラー、ウィル・リーというフュージョン界の有名どころが集まって作ったアルバムなんですが、これをまとめているのが、スパイロ・ジャイラのジェレミー・オールでした。
 内容は各メンバーが作った曲を、上記参加プレイヤーが曲によってパートをチェンジして演奏していますが、バラエティな選曲が散漫に見える中、実はアレンジャーのセンスや凄腕のプレイヤーである彼等の特徴が、随所に散りばめられています。 そして、アルバムに呼応するよう来日したのはスタンリー・クラークとレニー・ホワイト、ラリー、ジョンの2人のギタリスト以外のミュージシャンでした。(スタンリー・クラークが不参加なのが痛かったでしょう)
 2人のギタリストに代わりスティーヴ・カーンが参加してくれたのは嬉しかったのですが、チケットの売れ行きはイマイチだったのでしょう。厚生年金会館の2階は本当に人がいませんでした。
 コンサート自体は素晴らしいものだったんですがね。

 グループとしては、この後もレコーディングをメンバーを替え行なわれますが、残念ながら3作品で消滅してしまいます。一部のジャズ・ファンの方からは、フュージョンがジャズのイージー・リスニング化なんて言われ、毛嫌いされていたりもしましたが、彼らが音楽シーンで果たした役割は大きかったと現在でも思っています。

 過去にはホール・クラスでコンサートを行なっていた彼らですが、意外とビルボード・ライブ東京などに来日しているのに気付きました。またライヴに行きたくなりました。

フューズ・ワン 『フューズ』

01. グランプリ
02. ウォーターサイド
03. サンシャイン・レディ
04. トゥ・フーム・オール・シングス・コンサーン
05. ダブル・スチール
06. フレンドシップ
07. タクシー・ブルース
by nakaji411311 | 2014-01-26 16:56 | 新品CD
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