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COMES A TIME

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日々の雑記(音楽、映画、本、その他)

ハンブル・パイ 『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア コンプリート・レコーディングス』

 なんかここ数年に限ったことでもないのかも知れませんが、発売される音盤の傾向が(というか、自分が購入しているブツが)過去の発掘音源とか未発表モノが非常に多い気がします。明らかにレコード・コレクターズ購入世代ねらいなんでしょう。・・・ということで、「メーカーさんの戦略に引っかかっちゃいました」シリーズ第〇〇弾、ハンブル・パイの『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア コンプリート・レコーディングス』を購入してしまいました。
ハンブル・パイ 『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア コンプリート・レコーディングス』_b0287042_317223.jpg

 奥歯にモノが挟まった言い方で申し訳ありません。(実際に今週、奥歯に義歯を入れ、モノが挟まった感覚があります。)くだらない話で更に申し訳ありません。

 当時はまだ前評判の割にはレコード・セールスがさほど良くなかったハンブル・パイが、1971年5月のフィルモア・イーストで行なった、2日間昼夜の完全版ライヴ・アルバムが発売となりました。・・・40年も経過してから・・・内容はハンブル・パイがお好きな方にはご存知の通りで、ロックの歴史上で記憶に残る名盤として語り継がれています。
 ヴォーカルもギターも当時の2枚看板である、スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトンがライヴならではの臨場感と、フィルモアという当時での最高のパフォーマンスが録音できるホールで作り出すことのできたアルバムですが、2日間での4ステージを余すことなく聞くことができる4枚組4時間のコンプリート盤です。
 4ステージで4時間余りは短いように感じますが、当時の彼らはサポート・アクト的な位置でステージに上がっていたためのようです。オリジナル・アルバムは2日間の中から、1日目と2日目のテイクを抜粋していますが、今回発売の音盤で全てを聞いてみてコンサートの全容がわかり、ほぼ演奏している曲は同じでも各々での全く違ったパフォーマンスに驚くと共に、聞くことができた奇跡に感謝します。(大袈裟ですが・・・そのくらい、うれしい)
 しかも、ミックスの影響もあるようで、音が格段に良くなっています。ハンブル・パイがお好きな方にはお奨めの1枚・・いや4枚ですね。・・・あと20年くらいは楽しめると思います。


ハンブル・パイ 『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア コンプリート・レコーディングス』

ディスク 1
05/28/71 Friday, First Show
01. フォア・デイ・クリープ
02. アイム・レディー 
03. 金のとげ 
04. ハレルヤ(アイ・ラヴ・ハー・ソー) 
05. ノー・ドクター


ディスク 2
05/28/71 Friday, Second Show
01. フォア・デイ・クリープ 
02. アイム・レディー 
03. 金のとげ 
04. ハレルヤ(アイ・ラヴ・ハー・ソー)*  
05. ローリング・ストーン* 
06. ノー・ドクター*


ディスク 3
05/29/71 Saturday, First Show
01. フォア・デイ・クリープ 
02. アイム・レディー 
03. 金のとげ 
04. ハレルヤ(アイ・ラヴ・ハー・ソー) 
05. ストーン・コールド・フィーヴァー*


ディスク 4
05/29/71 Saturday, Second Show
01. フォア・デイ・クリープ* 
02. アイム・レディー* 
03. 金のとげ* 
04. ハレルヤ(アイ・ラヴ・ハー・ソー) 
05. ローリング・ストーン 
06. ノー・ドクター 

【*印は、1971年にリリースされたアルバム『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア』(Performance: Rockin’ The Fillmore)に収録された音源。それ以外は未発表音源。】
by nakaji411311 | 2013-11-30 03:19 | 新品CD

by yoshi