デイヴィッド・ボウイ 『ザ・ネクスト・デイ』

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 デイヴィッド・ボウイ、御年66歳の10年振りの新作「ザ・ネクスト・デイ」です。
今年の1月にリリースされたシングル曲「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」から2ヶ月、ニュー・アルバムがついに発売!!となりました。
 デイヴィッド・ボウイの新作と聞けば、魔法の言葉のように・・・・・・(70年代活躍したアーチストの作品は全てに感じる)、気になる存在ですが、何時ごろからか(おそらくティン・マシーンの頃)疎遠になっていました。

しかし、今作品は70年代後半の匂いを感じており、大いに期待しておりました。
まず、ジャケットですが、もうご存知のように、「ヒーローズ」のアートに白塗りの紙にタイトルだけの驚きのジャケですが、ヒーローズとの直接的な関連は無いとの事。但し、プロデューサーは当時のトニー・ヴィスコンティ「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」と同様です。
 現在発売されている音楽各誌によれば、ベルリン3部作(上記)との繋がりを記事にしているものが多いようですが、やはり、この時代の作品の評価が高いのですね。そういう私もこの3作品は好きな作品です。

 時に、《デイヴィッド・ボウイ》といえば、私たちの世代では時代の寵児であり、時代の先駆者的?なイメージがあり、グラム・ロックと呼ばれていた頃は、音楽性よりもそちらが先行していた気がします。(正直、あまり聞いていませんでした。)・・・が、しかし1975年発表のアルバム「ヤング・アメリカン」の頃から、ファンク・ビートを取り入れたり、「スティション・トゥ・スティション」でもR&Bをボウイ流に作り上げた音で興味を持ち始め、70年後半の上記3作に出会うわけです。この頃からボウイの新作への期待感は大きくなっていったことを覚えています。そして80年代には、「スケアリー・モンスターズ」を経て、ナイル・ロジャースをプロデューサーに迎え、大ヒットした「レッツ・ダンス」を発表したり、映画やコンサート、日本ではCMにまで出演して大人気でしたね。
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 さて、今作ですがボーナス・トラックを入れて全18曲が収録されており、オープニングの「ザ・ネクスト・デイ」からロック色全開です。全体的には、70年代後期の曲群に通じるものを感じつつ、いい意味で散漫であり、若々しさを感じる構成になっています。(コンセプトよりもやりたいことを並べたよう)私にとっては、予備知識を何も入れずに聞いて、全てにおいて嬉しい誤算です。

ジャケットのオマージュの回答はこれだったのかなんて、自分で納得してしまうほど今作は気に入りました。一時は引退とか音楽意欲はもうない、新作なんて想像もできないと思っていましたから、この力強さは、まだまだボウイは終わらないことを示してくれました。

この作品をもっともっと味わって、早いですが次回作にも大いに期待しましょう。

「本当に《デイヴィッド・ボウイ》が還って来ました。」・・・恐るべき66歳です。


デイヴィッド・ボウイ 『ザ・ネクスト・デイ』(デラックス盤)

01. ザ・ネクスト・デイ
02. ダーティ・ボーイズ
03. ザ・スターズ
04. ラヴ・イズ・ザ・ロスト
05. ホエア・アー・ウィ・ナウ?
06. ヴァレンタイン・デイ
07. イフ・ユー・キャン・シー・ミー
08. アイド・ラザー・ビー・ハイ
09. ボス・オブ・ミー
10. ダンシング・アウト・イン・スペース
11. ハウ・ダズ・ザ・グラス・グロウ?
12. セット・ザ・ワールド・オン・ファイア
13. ユー・フィール・ソー・ロンリー・ユー・クッド・ダイ
14. ヒート
15. ソー・シー(デラックス盤のみ収録)
16. プラン(デラックス盤のみ収録)
17. アイル・テイク・ユー・ゼア(デラックス盤のみ収録)
- Bonus Tracks -
18. ゴッド・ブレス・ザ・ガール(日本盤ボーナストラック)
by nakaji411311 | 2013-03-16 20:04 | 新品CD
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