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COMES A TIME

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日々の雑記(音楽、映画、本、その他)

ニルス・ロフグレン 『ナイト・フェイズ・アウェイ』

70年代に活躍したギタリスト特集っぽくなりましたが、もう少々お付き合いください。
本日はニール・ヤングのバックや80年代はブルース・スプリングスティーンのE・ストリート・バンドでギターを弾いていたニルス・ロフグレンのソロ・アルバム「ナイト・フェイズ・アウェイ」(1982年)です。
ニルス・ロフグレン 『ナイト・フェイズ・アウェイ』_b0287042_0453188.jpg

デビューは1970年にバンド名「グリン」でアルバムを発表後、ニール・ヤング、スティ-ヴン・スティルス、クレージー・ホースなどのレコードにも参加していましたが、1975年にアルバム「ニルス・ロフグレン」でソロとしてファースト・アルバムを発表しました。この頃、ローリング・ストーンズのミック・テイラーの後釜として噂になった事もありましたが、本人も大のキース・リチャーズのファン(キース・ドント・ゴーという有名曲もある。)ということもあり、アルバム曲も「デューティ」など、なるほどと納得できる”よい出来”のアルバムでした。翌年2作目の「クライ・タフ」はアル・クーパーのプロデュースで発表しますが、日本での発売はこちらが先ではなかったかな。(記憶違いかも知れませんが、この頃はデビュー作が見送られることは、しばしばあったと思います。)
そして、次に発表されるのがライヴ2枚組「稲妻の夜」(1977年)でした。当時流行り?のライヴ・アルバムですが、このアルバムは好きで何回も繰り返し聞いた覚えがあります。(この頃はスタジオよりもライブアルバムの方が好きでした。)
針を落とすとギターをつま弾きながら歌う「~週末はスター・ウォーズを見に行こう~」と・・そしてショーの始まりとなります。ニルスのライヴは小さな身体の何処にパワーがあるのかと思うほど、エネルギッシュなステージとアクロバチックなスタイルで定評があります。(見たことはありませんが)また、ギタリストとしての魅力はパーム・ハーモニックスやオクターヴ奏法など彼ならでの表現力豊かなテクニックでドライヴの効いたフレーズは唯一無二のものです。

しかし、その後も新作をコンスタントに発表していましたが、シンガー/ソングライター/ギター&キーボードと多才な反面、ヒット曲に恵まれず、アルバム・セールスは今ひとつでした。

前置きが長すぎましたが、実は今回ご紹介する音盤しかニルスのアルバムは手元に残っていません。アルバムを1作目から所有していたのですが・・・話は長くなるのでまたの機会にしますが、1986年にアナログを処分をしてしまい、現在アナログで持っているのはダンボール5箱ぐらいになってしまいました。

またまた脱線しそうですが、ニルス6枚目のソロ・アルバム「ナイト・フェイズ・アウェイ」です。
80年代最初のアルバムはレコード会社も移籍し、プロデューサーにジェフ・バクスターを向かえ、メロデックなロックン・ロールアルバムに仕上がっています。70年代とは少し違うテイストと洗練された音作りがマッチして、ニルスの歌もギターも今までの泥くささが余り感じられない1枚です。(好みが分かれるかもしれませんが・・)

しかし、この人の音盤はCDでは国内盤は90年代に廃盤。輸入盤も古いタイトルは入手困難になっています。どんな形でもいいのでまた、古いものから聞きたくなってきました。アナログはA&Mでしたが、版権は何処へ。
ロイ・ブキャナンの時も欲しいと言っていたら再発になったので奇跡をもう一度・・・・

オークションでもいいかな。
by nakaji411311 | 2013-01-29 00:48 | レコード

by yoshi