人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

COMES A TIME

yoshi59.exblog.jp

日々の雑記(音楽、映画、本、その他)

バッキンガム ニックス 『BUCKIGHAM NICKS』

バッキンガム ニックス 『BUCKIGHAM NICKS』_b0287042_2339258.jpg

まもなくフリートウッド・マックの『Rumours: 35th Anniversary Edition Super Deluxe [4CD+DVD+LP]』が発売となるようですが、これだけのボリュームで輸入盤なら5~6,000円程度で手に入ってしまうのですね。 しかし、こちらも又しばらくして国内盤も高額BOXで発売されるのでしょうか。ただ発売元がライノさんなのでもっと良心的な発売(輸入国内仕様で解説だけ別売り)なんてのもあるかもしれませんね。

さて1977年発売の同アルバムですが、前作の「ファンタスティック・マック」から参加したリンジーとスティービーの2人が参加してから完全に新しいマックに変わってしまいました。通算17枚目ということですが、超ベテラン・ブルース・バンドからシングル・ヒットを生み出すポップ・ロックなイメージとなり、成功(売れた)を収めた70年代の代表的バンドと位置づけられていますね。個人的にはもう一人の女性、クリスティン・マクヴィーが重要であったと思うのですが・・・やはりフロントが華やかだと売れ方も違うのですね。

まだ前置きになりますが、当時高校生だった自分は学校帰りに毎日、立ち寄る場所がありました。
そう、今のこの浪費癖の源となっている町のレコード店でした。ほとんど毎日、立ち寄って店の社長さんや娘さんや店員の方と親しくなり(当たり前ですよね。相当金を落としましたから)いろいろと音楽話から社長の飼っていた犬の世話や同級生のよもや話で営業の邪魔をしていました。そのうち、社長はJAZZは判るがROCKは詳しくないということで、新譜の発注(タイトルの選定や数量)を自分に任せてくれるようになり、店内のリニューアルの時も、売れるものというより自分の好みでROCKの棚は埋まってしまいました。別にバイトではなく、楽しんで引き受けていたのでそれはそれで満足でした。そんなある日、社長がいつも世話になっているから好きなレコードをあげるよと言われ、ためらいながらでも頂いたのが、この『BUCKIGHAM NICKS』でした。

スティービー・ニックスとリンジー・バッキンガムの下積み時代に製作されて、マックで売れた直後に再発(日本では初?)になったアルバムですが、スティービーはマック同様に甘くチャーミングな歌声を聞かせています。在籍していた「フリッツ」というグループから最後に残った二人がデュオで活動した後にオーディションもなくそのまま、フリートウッド・マックに入れたとは本当にラッキーでしたね。作った各々の曲を聴けば二人に才能があったことは明らかですが、ボブ・ウェルチの居た頃のマックも好きだったので新生マックは複雑な気持ちでした。
こちらのアルバムもCDではでていないのでしょうか。アナログレコードですが、ポリドール盤はなぜかイマイチ音に不満が残ります。
バッキンガム ニックス 『BUCKIGHAM NICKS』_b0287042_2338713.jpg


この1977年は世界的にパンクバンドが多く売れ始めた頃だと思いますが、まだまだ自分の中では時代に追いつくことはできませんでしたね。
by nakaji411311 | 2013-01-08 23:42 | レコード

by yoshi